議会報告

令和5年第3回定例会 決算特別委員会での賛成討論

10月2日(月)

小田切かずのぶ議員

小田切かずのぶ
決算特別委員会での賛成討論 全文

公明党議員団を代表いたしまして、令和四年度一般会計歳入歳出決算並びに三特別会計決算の認定について、賛成の立場から討論いたします。

北区の令和4年度当初予算編成にあたっては、新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期すとともに、限られた資源を各分野に重点的に配分し、ふるさと北区の実現に向け、コロナを克服して未来へ飛躍するための積極的予算としています。

事業実績については、引き続き感染症対策を講じつつ、休止としていた事業を原則再開するとともに、民間福祉事業所や医療機関等に従事する職員への慰労金の支給など、独自の支援を講じるととともに、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を最大限活用するなどし、原油や原材料価格の高騰が続く中の物価高騰対策として、エネルギーコストの上昇や食材費高騰の影響を受けている介護、障害者、子育て施設などへの給付や、国の給付対象とならなかった非課税相当世帯等への独自の給付、飛鳥山公園でのPark-PFI制度によるカフェレストランをオープンなど、我が会派より要望した事業が随所に反映されていることを高く評価いたします。

また、区民福祉や区民サービスの向上に寄与する事業を中心に、新規事業の構築やレベルアップを図ってきました。また、また、北区経営改革プラン2020等の行政改革の取組みや、基金と起債の効果的な活用などにより、持続可能な行財政基盤を堅持した上で、北区基本計画2020や区が掲げた優先課題の取組みを進めるなど、一定の成果をあげることができたことは評価いたします。

区財政運営の基本方針である健全財政の維持については、特別区債の償還等に備えるため、減債基金への積立てを行うとともに、年度間の景気変動等に対応し、安定的な財政運営を図るため財政調整基金へ、また、学校改築等基金、新庁舎建設に備えて施設建設基金、まちづくり基金にそれぞれ積み立てるなど、「北区経営改革プラン2020」に基づき、確実な財源確保や財政健全化の取組みを徹底し、将来を見据えた持続可能な行財政システムへの改革を進めていく姿勢も評価いたします。

現在、区では、将来にわたりすべての人が自分らしく輝くことができる、より一層住みよい魅力あるまちとなるよう、今後の北区がめざすべき姿を新たな基本構想として定めるとしています。そして、「みんなで創る。北区新時代」を実現するための政策を基本計画2024に盛り込み、区民参加型の区政を実践することにより、「誰かひとりではなく、みんなが豊かさを感じることができるあたたかな北区」、そして「すべての区民が輝くまち北区」を築き上げていくともしています。このことを実現するためにも、わが会派が決算特別委員会で申し上げた、特別支援保育・教育の拡充、デジタル地域通貨等を活用した地域経済の活性化、緊急通報システムの普及促進、特別養護老人ホーム入所申請回数を増加し入居率のアップ、一人暮らし高齢者定期訪問等高齢者や障害者の福祉向上、また、閉鎖型喫煙所の設置推進など。

そのほか、今回の決算特別委員会で申し上げました各種要望と提案の実現に向けた積極的な取組を求め、令和三年度東京都北区一般会計決算並びに三特別会計決算の認定について賛成をいたします。

« 戻る