議会報告

令和4年第3回北区議会定例会 決算特別委員会での賛成討論

10月3日(月)

くまき貞一議員

くまき貞一
決算特別委員会での賛成討論 全文

公明党議員団を代表致しまして、令和三年度一般会計歳入歳出決算並びに三特別会計決算の認定について賛成の立場から討論致します。
物価・エネルギー価格の高騰や新型コロナウイルス感染症、ウクライナ情勢など内外の諸課題が山積する中、直面する様々な課題の解決に取り組んでいくことが求められています。
北区は令和三年度当初予算の編成にあたり、厳しい財政見通しの中、内部努力の徹底を図るとともに、区民生活への影響や、事業の優先度・緊急度等を勘案し、緊急的な財源対策を講じ、感染症対策に万全を期しつつ、限られた資源を重点的かつ効率的に配分し、区民とともに困難を乗り越え、未来を切り拓く予算としました。
事業実績については、感染拡大防止や医療・検査体制の強化、さらには区民や中小事業者等への支援など、積極的に感染症対策を講じるとともに、新規事業の構築やレベルアップを図りました。

公また、「北区経営改革プラン2020」等の行政改革の取組みや、基金と起債の効果的な活用などにより、持続可能な行財政基盤を堅持した上で、「北区基本計画2020」や3つの優先課題に掲げた取組みを進めるなど、一定の成果を上げることができていると評価致します。
具体的な事業実績の内容としても、マイ・タイムラインの拡充、産後デイケア事業の対象や利用回数等の大幅な拡充、私立幼稚園等を利用する保護者に対する区独自の保育料補助の拡充、魅力あふれる公園づくりを進めるため、区内初となるインクルーシブ遊具を備えた滝野川三丁目公園や赤羽台けやき公園の整備など、我が会派より要望した事業が随所に反映されていることを高く評価致します。

そのほか区財政運営の基本方針である健全財政の維持については、減債基金への積立てを行うとともに、年度間の景気変動に対応し、安定的な財政運営を図るため、前年度の決算剰余金の2分の1を財政調整基金に積立てたほか、多額の経費を要する計画事業に着実に取り組むため、新庁舎建設に備えて施設建設基金に10億円、まちづくり基金に10億円、学校改築等基金に10億円をそれぞれ積立てが出来たことを評価します。
その上で、社会情勢に留意しながら、より一層の財源確保や事務事業の見直しを徹底し、将来を見据えた持続可能な行財政システムへの改革を進めていただきつつ、必要な事業には十分な予算をつけていただくよう指摘しておきます。
今後の取組みとして、以下について要望致します。

一、平常時のオンデマンド交通の実施だけでなく災害時にコロナワクチン接種の 移動支援における配車取次センターを活用すること
一、小児のインフルエンザ予防接種の助成を行うこと
一、男性用トイレにサニタリーボックスを設置すること
一、DX推進の具体策としてRPAを活用したおくやみコーナーを設置すること
一、新エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成の対象に町会自治会会館を加えること
一、日テレ東京ベルディベレーザと連携して、部活動の地域移行を推進すること

そのほか、今回の決算特別委員会で申し上げました各種要望と提案の実現に向けた積極的な取組を求め、令和三年度東京都北区一般会計決算並びに三特別会計決算の認定について賛成をいたします。

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