議会報告

平成26年 第1回定例会 代表質問

2月26日(水)

大島 実議員

大島 実

質問通告書

  1. 平成26年度の所信について
  2. 人生100年 幸齢社会を築くために

    ① 地域包括ケアシステムの構築に向けて
    ② 地域コミュニティの活性化と人と人とのつながりについて
    ③ 人生100年時代の生涯学習について
    ④ 元気高齢者の雇用就労等について

  3. 北区のブランドイメージを高めるために

    ① 北区イメージ戦略の評価について
    ② 北区がめざす観光振興について
    ③ シティプロモーションについて
    ④ 魅力ある王子駅周辺について
    ⑤ 北区ホームページのWebサイトの充実について

主な質問と理事者の答弁

  1. 埼玉県和光市では、個別ケースの検討を行い、実効性のあるケアプラン・サービス計画に練り上げ、自立支援に向けた地域ケア会議を行っている。北区でも、地域ケア会議は個別ケースの検討を行い、介護保険法の自立支援につなげると明確に保険者として表明してほしいが、答弁を。

    北区では「長生きするなら北区が一番研究会」「在宅介護医療連携推進会議」をはじめ、高齢者あんしんこmyセンターを中心とし「地域包括ケア連絡会」等を開催し、困難事例の対応を検討しています。今後も高齢者の自立支援の充実のため効果的な手法を検討していきます。

  2. 地域振興室は地域と区政をつなぐ役割を果たしてきたが、超高齢社会を迎える中、ニーズに対応し、災害時には防災拠点として役割を果たさなくてはならない。高齢者安心センターと緊密な連携体制の構築が望まれるが、どのような連携強化を考えているか。

    地域活動支援の拠点である地域振興室と、地域包括ケアシステムの中心である高齢者あんしんセンターが連携し、地域との関わりを深めることはコミュニティの活性化に大変有意義と考えます。更なる連携強化のあり方について、災害時の対応も含め検討してまいります。

  3. 各地域振興室の圏域では、地域コミュニティの活性化と人材育成に様々な手法で取り組み、成果も出始めているが、取り組みの温度差が生じコミュニティ形成が様々な理由で進まない地域もある。区ではどう対応していくのか。

    北区は町会・自治会の地域活動が盛んでありますが、地域によって様々な課題が生じ、地域コミュニティの活性化に差が生じていることは認識しています。まずは、地域振興室が中心となり諸課題を調査・分析し、地域で活動する団体を支援する取り組みを強化してまいりたいと考えています。

  4. 高齢者の就労について、70歳まで働ける企業の普及・促進を図り、若年者雇用とのバランスを考慮し、高齢者の雇用機会を確保することは「長生きするなら北区が一番」を目指している北区にとって大事である。これまでの取り組みと、今後地元企業や関係団体にどのように啓発し就労機会の拡大を図っていくのか。

    中高年齢者就職支援セミナーを開催するとともに、区内企業と関係団体が参加する就職面接会を実施しています。今後もハローワークとともに、区内産業団体に働きかけ、高齢者の就労機会の拡大を図ってまいります。

  5. シルバー人材センターの機能拡大のため、業務範囲の拡大に努め、高齢者ニーズに応えること。請負中心の業務から派遣業務への拡大を。登録会員の情報をデータベース化し、就労拡大とミスマッチングの解消を求める。

    仕事受注のため、就労専門員等が事業者訪問等を行います。派遣事業は制度上区では実施出来ず、都シルバー人材センター連合が実施主体となっていますので、国に制度の見直しを要望しています。会員情報はデータベース化し活用していますが、面談による情報収集にも努めてまいります。

  6. 魅力ある王子周辺の再生整備を進めるため 1、大規模改修で複合施設化した駅舎の建設 2、駅周辺のバリアフリー化の推進 3、水質改善と、アメニティ資源としての石神井側の実現 4、都電のLRT化と路線延伸、軌道緑化によるヒートアイランド現象の緩和促進 5、民間活力による飛鳥山公園の大規模改修と良好な景観の獲得 以上提案する。

    王子駅周辺は、業務機能、歴史・文化機能等を強化し、区の中心的拠点として整備、開発を進める必要があると認識しています。現在、駅周辺の「まちづくりグランドデザイン策定」に取り組んでいますが、提案については多角的に検証し、まちづくりに向けたスケジュールも含め検討してまいります。

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